読書の最近のブログ記事

読んだ本の数:13冊

読んだページ数:2995ページ



アニメーション学入門 (平凡社新書)アニメーション学入門 (平凡社新書)
いわく「日本のアニメーションに関する著述活動は、もっぱら「評論」に相当する概念で実績が積み重ねられてきており、「研究」に関しては、その方法論、研究活動を発表する媒体等いずれについても不十分というのが現状である。そうした現状を受けて、今後については特に、次の二点を考慮する必要がある。1.日本における過去の評論・研究成果の全貌をまとめるということ。2.アニメーション研究に必要となる情報が集積するセンター的な組織の充実」……そういう意味では、現在、アニメーション学は停滞しているということか。
読了日:09月17日 著者:津堅 信之

純喫茶磯辺 (竹書房文庫 よ 1-1)純喫茶磯辺 (竹書房文庫 よ 1-1)
基本は、コメディだが、人物造形に妙なリアリティがあって面白い。映画のキャストは、小説のイメージにもピッタリ。
読了日:09月16日 著者:吉田 恵輔

いつか片づけようと思いながらなかなかできないあなたへ (PHP文庫)いつか片づけようと思いながらなかなかできないあなたへ (PHP文庫)
かつてのベストセラー「捨てる技術」に内容は近いかな。やる気を出したり、執着を断ち切ったりする具体的な技術に言及しているところがポイント。
読了日:09月15日 著者:ハリエット・シェクター

シネマ・ハント (Eブックス・映画) (Eブックス)シネマ・ハント (Eブックス・映画) (Eブックス)
映画を語るのに、さまざまな切り口があるものだなぁ…と感嘆させられます。そして、語り口にしても、さまざまな構成の仕方があるものだなぁ…と。真似できそうにない文章の数々。読んでて連想したのは「天声人語」です。蘊蓄と衒学に満ち満ちた本。
読了日:09月13日 著者:柳下 毅一郎

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)オタクはすでに死んでいる (新潮新書)
従前のオタクが共有していた「共通意識」が死んだ。文化とは、義務感・季節感・行動様式など、必ずしも便利・快感ではないものの集合体。「オタク」というものが定義可能なものであった時代のオタクは、それらによって、一般人に対して排他性があった。今のオタクは「自分の気持ち至上主義」。それは、今の日本社会全体に広がっており、同族意識・共同幻想(=文化)を破壊してしまった。
読了日:09月11日 著者:岡田斗司夫

株式投資これだけはやってはいけない (日経ビジネス人文庫 (と3-1))株式投資これだけはやってはいけない (日経ビジネス人文庫 (と3-1))
「ギャンブルと株式投資は結局金持ちが勝つ」自分が株式投資で損をしてきた理由がよくわかりました。
読了日:09月10日 著者:東保 裕之

定時に帰る仕事術 (ヴィレッジブックス)定時に帰る仕事術 (ヴィレッジブックス)
がんばればがんばるほど、仕事が増えていく。問題は、時間が足りないことではなく、時間の使い方にある。どのくらい長く働くかではなく、どのように働くかが大切……という主張に同感。良い本だが、自分は、まったく実践できてない。買って帰ったら、家の本棚に既に並んでいた。
読了日:09月09日 著者:ローラ スタック

すごい「勉強法」―読む・書く・覚える 短時間のやり方 (知的生きかた文庫)すごい「勉強法」―読む・書く・覚える 短時間のやり方 (知的生きかた文庫)
常識的な良書。「理解にまさる記憶はない」に同感。1.勉強する前に問題を解く。週末などの大時間にやる。2.スピード重視の1回目のテキスト読みで全体像をつかむ。3.内容重視の2回目のテキスト読み。平日の中時間にやる。4.過去問を改めて解く(知識をアウトプット。解答のコツの検討。要点の確認)。大時間にやる。5.携帯用勉強ツールを作る。大時間にやる。6.反復重視の3回目のテキスト読み。小時間にやる。7.勉強ツールを使って復習。記憶の定着を図る。小時間にやる。8.試験の1週間前に最新の過去問を解く。
読了日:09月08日 著者:高島 徹治

人生がうまくいく「朝3分」の習慣 (PHP文庫)人生がうまくいく「朝3分」の習慣 (PHP文庫)
朝型のライフスタイルを続ける動機付けに。
読了日:09月07日 著者:本郷 陽二

夢をかなえるサッカーノート夢をかなえるサッカーノート
変な期待を持って手にとる人は裏切られるだろう。いわく「ノートを書いたからJリーガーになれる、日本代表になれるわけではない。それは逆もあるからだ。ノートをつけていないJリーガーだってたくさんいるし、日本代表選手の中でもあまり聞いたことがない。(略)ノートは結果に直結してはいないと思う。ノートを書いていたから何かを成し遂げられたわけではない」うまい話・楽な近道なんてないということは、本人が自覚してるということ。(その割には、ナポレオン・ヒルなんていうカルト/マルチ商法を何度も引用してるのは何だかなぁ)
読了日:09月05日 著者:中村 俊輔

差をつけるメモ術・手帳術 (PHP文庫)差をつけるメモ術・手帳術 (PHP文庫)
テクニックやツールの部分では、「うーむ……古いなぁ」という感想を禁じ得ない。とはいえ、「何のために」というところでは、見習える部分もあるかな。
読了日:09月03日 著者:大勝 文仁

コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する (知恵の森文庫)コミュニケーションのための催眠誘導 「何となく」が行動を左右する (知恵の森文庫)
人間関係に問題がある人に共通した特徴は、相手を観ていないということ。自分が他人からどうみられているかということだけで頭がいっぱいになってしまっている。そもそも、これでは、ラポールの形成はおぼつかない……自戒の念を込めて書いておく。
読了日:09月02日 著者:石井 裕之

プレステ3はなぜ失敗したのか? (晋遊舎ブラック新書 002)プレステ3はなぜ失敗したのか? (晋遊舎ブラック新書 002)
(1)ソニーのモノ作りの力が落ちてること (2)久夛良木氏の個人的資質(特に対人コミュニケーション能力) (3)出井氏のマネジメント能力。検証可能でない要素を原因に挙げてはいないだろうか。ソニーのモノ作りはもともとこんなものだったと言えるし、実際に、久夛良木氏あってこそ初代プレイステーションは成功したのだし、出井氏の時代のソニーは当初は好業績だったという事実もある。
読了日:09月01日 著者:多根 清史



読書メーター

8月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1202ページ

文科系必修研究生活術 (ちくま学芸文庫)文科系必修研究生活術 (ちくま学芸文庫)
旧版は2000年に出版された。このためPCやインターネットに関する部分については、改訂を経てなおレガシー的にちぐはぐな部分が散見される。著者も「文庫版へのあとがき」で嘆いている。しかし、それ以外の部分、たとえば「研究テーマを選ぶ」や「就職先を見つける」といった章は、変わらず通用し、また有益であるように見える。研究生活や研究機関が、保守的ということの証左なのかなぁ……。
読了日:08月28日 著者:東郷 雄二

本づくりの厨房から本づくりの厨房から
著者は、自分が社会人の第一歩を踏み出した頃、「あんなオトナになりたい」と仰ぎ見た偉大な編集者。DTPやインターネットなどといった当時の最新技術に向けられた懐疑的な/期待のこもった視線を懐かしく思い出した。
読了日:08月19日 著者:秋田 公士

iPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくりiPhoneショック ケータイビジネスまで変える驚異のアップル流ものづくり
もう2年前の内容だが、状況は変わっていない。iPhoneは日本の携帯ビジネス全体に大きなショックを与えた製品。iPhoneが既存の携帯ビジネスの「常識」を打ち破ることができた一番の理由は徹底した「顧客志向」。また、アップルは包括的な全体構想「グランドデザイン」を実践し、そうした製品がある暮らしや周辺ビジネスまで考えた。製品コンセプトとは、グランドデザインに現状を掛け合わせて練られるべきもの。日本メーカーの凋落の理由は、日本市場の規模と特殊性。一番の問題は、開発者における漠然とした失望感と事なかれ主義。
読了日:08月17日 著者:林 信行

仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書 413)仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書 413)
最近のLifeHack本を突き詰めれば、みんなGmail、Evernote、iPhone、ScanSnapなどを活用したクラウドに行き当たるのに食傷気味だった。この本は、すべての人が契約社員やフリーランスになっていくことを前提として、アテンションコントロールこそが最重要課題と喝破したことが素晴らしい。仕事のプロセスをACDC(取得・整理・掘下げ・連携)と分類しなおし、アテンションの高さで振り分けるのは新しい。続編に期待。
読了日:08月13日 著者:佐々木俊尚

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
個々のTipsに目新しさは感じない。しかし、「整理」というのは単なるプロセスデザインではなく、「イノベーションを生み出す力」に通じるという主張に同意。「退屈な整理という作業をどれだけクリエイティブに、楽しく変えていけるか」ということが、仕事や人生のクリエイティビティや楽しさに繋がっていくという信念に共感。実践済の人間の体験談として言わせてもらうと、ドキュメントスキャナーによる書類のデジタル化は、まだ発展途上の技術。ADFの紙詰まりやOCRのエラーで時間と手間がかかる。
読了日:08月08日 著者:小山 龍介

読書メーター

5月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1692ページ

映画は予告篇が面白い (光文社新書)映画は予告篇が面白い (光文社新書)
本 が書かれたのは7〜8年前のことなので機材やワークフローの説明はもう古くなってしまっている。とはいえ、予告篇の本質が独立した「作品」でありながら 「宣伝」でもあること。だからこそ、予告篇は本篇より面白くなること,また面白くならねばならぬことがわかる。予告篇を面白くしているアイディアと技術を 分析的に知覚できるようになりたい。
読了日:05月26日 著者:池ノ辺 直子
徒然草 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)徒然草 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
高校生の頃以来、久しぶりに読んだ。処世、金、女、酒、命と死......10代の自分では、兼好の言っていたことの1割も理解できていなかっただろうな。今後は、手元に置いておき、数年毎に再読しようと思っている。
読了日:05月17日 著者:
ハゲタカ(上) (講談社文庫)ハゲタカ(上) (講談社文庫)
虚実皮膜の面白さ。原作は、役所と政治家、ヤクザも俎上に乗ってる分、TVドラマより凄味がある。
読了日:05月10日 著者:真山 仁
1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)
提唱されている「川のフォーマット」がなかなか面白い。簡潔に話しさえすれば良いものではない。話手と聞手の間には、知識の断絶がある。聞手が今まで知り得なかったことまでステップを踏んでたどり着けるようにするのが肝要。
読了日:05月09日 著者:齋藤 孝
鴨川ホルモー (角川文庫)鴨川ホルモー (角川文庫)
読了日:05月04日 著者:万城目 学
落語家はなぜ噺を忘れないのか (角川SSC新書 52)落語家はなぜ噺を忘れないのか (角川SSC新書 52)
読了日:05月01日 著者:柳家 花緑

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