至宝
土曜日の今日、会期末を明日に控えた「ボストン美術館−日本美術の至宝」を、上野の国立博物館に見に行ってきた。
雨だし もう3か月もやってたイベントだし それほど混んでないだろう と思ったけれど、甘かった。
9時半開場の少し前に上野公園の広場に到着したら
ものすごい行列。
離れたところからもそれとわかる、とにかくものすごい行列。
「うわー混んでるなぁ」と思って眺めたら、四方八方から、わらわらと小走りの人たちが集まって、どんどんその行列に加わっていく。
心が折れそうになった。帰ろうとも思った。
でも、しょうがない行列に並んだ。
何重にも折れ曲がった行列で、折り返す列の人と目が合ったら、奇遇にも、N大のK先生とバッタリ。
何年ぶりかの再会。
「チケット、私が2枚買いましょう」
とありがたい申し出をいただいて、行列に並ぶ時間を少しセーブすることができた。
展示も、一緒に見ることができて、ランチもご一緒し、色々情報交換もさせていただき、当初思っていたより、ずっと楽しい時間を過ごすことができた。
古い友人というのは、まさに「至宝」だな と、改めて感じた次第。
展示については
すごい行列の人たちが皆開場に入ったわけで
もう芋の子を洗うようとはこのことだなと。
でも、まぁ、自分は雰囲気が感じられれば、良いんです。有名なあの作品ってこんなサイズなんだ、ってわかれば、個人的には満足よ。
少し毒を吐けば、どーせ、みんな、美術品を見ないで、壁の解説文を見てるでしょ
と。
吉備大臣入唐絵巻
が、特に面白かったなぁ
。少年ジャンプ的な展開だった。