夏の映画

| | コメント(4)

この週末は、T研究所でイベントがあった。
OBの人たちも何人かいらしていただいて……日曜日は大賑わいな状態に。ありがたいことです。

寄ると触ると、全国で公開されている映画「某A」や「某B」と、某所でひっそり公開されている映画「某C」の比較に。
「某C」そして某監督への賛辞は止まず。
返す刀でT社への批判のトーンも上がる。いわく「なぜ某監督をみすみす辞めさせた?」「なぜあの作品がT社で作れなかったのか?」うんぬん。

いやぁ、その批判もわかるけどなぁ……。
T社のマネジメントのスタイル、すなわち低リスク高リターンの徹底という観点から見れば、「某C」のような作品をT社で作ることは困難であるし、作品主義・作家主義へとT社のマネジメントが舵を切るはずもない。わかりきってる話ではないですか。

しかし、一般には作品主義・作家主義の会社としてブランドが構築されている某社が、某監督を以前の某作品において降板させておきながら、あんな作品・あんな監督を産み出すことを良しとしているというということは、実は、会社のマネジメントの健全性・一貫性が確保されていないということではないかと。

もう一方の某社、華麗なマネジメント体制で名を馳せ、また某社との連携についてはそのマネジメント体制が名前だけではなく実力も持ちあわせていることをある種証明した形になっているわけだけれど……某日の某会で、「えーっ、まさかぁ」と言いたくなるような、お話を聞いてしまった……いや、風説の流布になっちゃうといけないんで、一般に明るみに出るまでは(いや、出たとしても)書かないけど。

クリエイティブとマネジメント(その指すところはプロデューサーということに矮小化されない)がベクトルを揃えていないと、そして相乗効果を産み出すストラクチャを持っていないと、会社というのはサステイナブルではないんだなぁ……。

カテゴリ

コメント(4)

イキナリ :

某ばっかりでさっぱりわからない。
突っ込まれるのが嫌なら書かないほうがいいし、書くのならば最低限必要な固有名詞というのがあるんじゃないかなあ。
まあ自分に向けての書置きというならば否定はしませんが。

washi :

まぁまぁ、わかる人にはわかる話だと思うんで。
軽く流してくださいませ〜。

ぴょん太 :

いろいろと考えさせられました。マネジメントの一貫性というのはわかりやすい話ですね。そういう流れでいうと、華麗なマネジメント会社がホントに華麗なマネジメントをしているかどうかも含め、いろいろと難しいなぁと。

washi :

どもです>ぴょん太さん
華麗なマネジメント会社については、ツメ腹を切らされる方が出てくるみたいなんで、いずれ、その方が色んな話をされるのではないかと。

コメントする

このブログ記事について

このページは、washiが2006年7月31日 00:28に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「かぶきりつき」です。

次のブログ記事は「パーティ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

    Powered by Movable Type 4.0