気の毒

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T研究所の卒業生I君が架空請求詐欺の被害にあったとのこと。
I君はライターとして、「こんな振り込め詐欺があるから気をつけましょう〜」なんていう記事も書いていながら、被害に遭うなんて……あまつさえ、I君は、ボディビルダーで、顔中ピアスがついてて、そのへんのヤクザより、よっぽどイカツイ人なのに……。基本、ヒトが良いんだなぁ……。紺屋の白袴か……。

はてさて、相談を受けて、自分に何ができるか考えているんですが……。

とりもなおさず、手元にあるのは、相手方の銀行口座と固定の電話番号、携帯の電話番号。もう、これだけあれば、簡単に捕まえられそうな気がするんだけど。そうでもないみたいだ。

I君が、警察へ行ったところ、調書もとってもらえず、「アヤシイと思いながら振り込んだんだったら、これは犯罪にならない」とツッパネられてしまったそうだ。消費生活センターも「あっそう」という感じの対応だったとのこと。

警察は、僕が昔、カブを盗まれたときも、似たような対応だったなぁ……。「お前にも非がある」「いや、むしろ、お前にこそ非がある」的な。セカンドレイプ状態でムカツクったら。

I君が、お金を取り戻すのに、一番良いのは、NTTへ行って、固定の電話番号の住所を教えてもらって、そこに乗り込んで直談判するのが直球ど真ん中だけど、NTTは個人情報保護を盾にとって教えないだろうなぁ。I君は個人情報が漏れて被害に遭っているってのに、犯罪者の個人情報は守ってやるんだから世話はねぇや。

まったく、世間の空気や報道としては、「大変だ」「許せない」と意気軒昂だけど、その実、いざ起こってしまうと、真剣に捕まえようとすることもなく、野放しかよ。そりゃあ、犯罪も横行するってもんだ。

色々と検索をしてみて気がついたのだけれど、「架空請求」「被害にあったら」……などという単語で検索をすると、かなりアヤシイサイトがたくさんヒットするということだ。
表面上は、情報や親身のアドバイスを提供しているように見える。張ってあるリンクもまっとうなサイトへのリンクだ。しかし、内容的には正しいアドバイスと逆だったり、さりげなく出会い系へのリンクを紛れ込ませていたり……どうも、被害対策で検索してきた人は、既に一度だまされていて、続けてだまされる可能性が高いと踏んで、二匹目のどじょうを釣ってやろうとする業者のサイトのようだ。

世も末だなぁ……。

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このページは、washiが2006年10月21日 08:12に書いたブログ記事です。

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