読書を楽しむ
実用的でない本が読みたいと常々思っていた。
やっぱり「趣味、読書」というヒトが読む本は、「プロジェクトマネジメント実践の極意」とか、「TOEICテスト速攻ボキャビル練習帳」とかであってはイカンと思うのだ。
日曜、ここ数年、気になってたけれど、読んでなかった本をまとめて読んだ。
乙一「夏と花火と私の死体」
綿矢りさ「インストール」
満足。
しかし、これらの本に対するAmazonの書評欄、読むのが辛い。
彼ら(執筆当時)の同世代の嫉妬……あら探し……。
別に、乙一や綿矢りさを貶めたって、自分の格が上がるわけじゃないのにな……。
ていうか、その醜い姿に自分の若い頃を重ねてしまうから、見てて辛くなるんだけど(笑)
昔、まだ院生だったときに、T先生が言っていたことを思い出す。「批判的・悲観的になるのは簡単だ。感情に流されれば良い。しかし肯定的・楽観的になるのは難しい。教養と意志の力が必要だから」と。
目下、次に読む予定にしているのは、
瀬名秀明「パラサイト・イヴ」
豊島ミホ「檸檬のころ」
ずっと気になってたにもかかわらず、読めなかったのが、やっと読むチャンスが巡ってきたということで、楽しみでワクワクしているんだけれど……。
ともあれ、現実世界にも、今ひとしおの教養と意志の力をもって対峙していけたら……と思う。
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