春よ、まだ来ないで〜
色々と仕事がたまっていて、バタバタしてる。
やばーい。
四の五の言ってる暇があったら、手を動かさないといけないのに、こんなときに限って、色々とネットをみちゃう。
何というか、「Winnyで個人情報・企業機密の流出」というニュースがどうも、違和感があって……。
これは、「WindowsUpdateをしておらず、ウィルス対策もしていない人のハードディスクの内容が流失していることがWinnyによって警告された」とも言い換えることもできると思うんだ。
「Winnyで個人情報流出」という言い回しは、「Winnyが怖いもの」という印象を持たせよう、Winnyの使用を止めさせようというマスコミ人の意図があると思う。その心のありようは、一種の正義感や義侠心の発露とみることもできるけれど、そんな正義感や義侠心は「仁義なきキンタマ」「山田ウィルス」の作者のそれと通底している。なぜWinny作者は声高に批判されるのに、ウィルス作者は沈黙によって肯定されているの? そこに違和感を持たずに、煽情的にWinnyを取り上げるマスコミに苛立つ。
今のマスコミの報道の仕方は、問題の本質のすり替えになって、もっと大きな罪に繋がっているのではないかと思う。たとえば、この報道を通じて興味を持つような人(=初心者)をWinnyに誘導、そしてそういう人たちは、WindowsUpdateもウィルス対策もおざなりだから、ますます個人情報・企業機密が流動……という悪循環だ。
Winnyによる海賊版コンテンツの流通と、ウィルスによる個人情報や企業機密の流出、どちらの罪が重いか、天秤にはかけられない。
しかし、初心者の無知による被害と、マスコミのミスリードは、明らかに天秤の両皿の関係にある。
周知すべきは、「Winnyは怖いもの。Winnyには近づくな。Winnyに関わりさえしなければ安全」ではなく、「WindowsUpdateしろ。ウィルス対策しろ。さもなくば危険」のはずだ。
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