通勤と残業

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この2週間ばかり、大泉への通勤になっている。

御茶ノ水とは違い、住んでいる護国寺からは、逆方向で、しかも、直通があるので、朝夕の通勤は楽チン。加えて、駅から歩く距離が増えたので、ちょっと健康的になった気がする。肉体的にはやさしくなった感じ。
偉い人からのプレッシャーも少なくなった(なくなったわけではない)ので、精神的にも伸び伸びできる感じ。
ひょっとしたら、持病の痛風も癒えていくだろうか。

余裕ができた通勤時間には、手帳をじっくり見る機会が増えた。手帳を見ていると、あれやこれやと考えることが多くなってくる。「あれをこうしたら」「これをこうしたら」といろんな欲が出てきて、自分で自分のタスクをどんどん増やしてしまうような状況。

タスクが増えると、時間内で処理しきれなくなって、残業が増えてくる。せっかく通勤が楽になったんだから、残業なんかしないでサッサと帰れば良いのにな。

書きながら、昔、出版社で働いていたときのことを思い出した。
それまでの編集長が60歳で定年になって、40そこそこの若い人に代わったら、その新編集長は、旧編集長のように管理の仕事だけじゃなくて、自分も現役で編集の仕事をたくさん抱えてたから、仕事のキレが悪くて、ずるずると残業してたっけ。
旧編集長の頃は、楽しい職場で、定時の17時を過ぎるとビールが出てきて、18時にはみんな仕事を切り上げてた。19時を過ぎて残業するときは晩飯の出前を頼んでもいいことになっていたので、給料日前の苦しいときには、仕事がなくても残業したりして……でもそれが嫌じゃなかったもんな。
新編集長になったとき、彼はお酒を飲まない人で、夕方のビールはなくなった(オフィスが移転してエアコンが効くようになったからかもしれないけど)。新編集長がいつもいつも19時過ぎまで残業して、しかも、出前は頼まないような人だったので、ぼくらも自然と残業が長くなって、しかし、それは無意味・無目的な残業で、苦痛でしょうがなかったなぁ……。

あの新編集長を反面教師にして……それだけじゃなくて、10年前の自分の失敗の教訓も生かして……

残業はしない、休日出勤もしない……いや、ポジティブ表現に変えると……定時内で仕事を片付け、休みの日は休み、休暇もきちんととる……それを大前提にしたチームとしての仕事の体制を構築しなければならないと思う。
そういうメタレベルの仕事をきちんとするためには、タスクを自分で抱え込むわけにはいかないんだな。僕に求められる仕事の優先順位を自覚しないとな……。

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このページは、washiが2006年4月 2日 10:29に書いたブログ記事です。

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