時をかける少女

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昨晩、ツマのヒトを連れて、池袋に「時をかける少女」を見せに行ってきた。

終了後、こっちは、2・3回ホロリとしているのだけれど、向こうは「どこが〜?」と冷やか。「話しがよくわからな〜い。私は原田知世版の方が良い〜」と、にべも無かった。

「主人公の女の子は、可愛いくって良かったけど、男の子たちがねぇ……ルックスは良いんだけどなぁ〜。ボランティアクラブの女の子たちも可愛かったねぇ……。まぁ、今どきの子たちも、案外、あんな感じなのかねぇ……だけど、音楽の歌詞にも共感できないし……『なんだよ、結局、一途じゃないのかよ』と言いたくなる」
「……厳しいねぇ」

「ラベンダーを出せ!」
「……はいはい」

「私も高校生の頃、イケメン二人を侍らせたかった!」
「……女子校だったもんね」

「過去に戻る!」
「……無理、無理」

まぁ、原田知世版への高評価ってのも、自分たちが感受性が豊かなときに見てるせいだと思う。会場で、号泣している若い女の子、チラホラいたもんなぁ。大人になってから原田知世版見ると、あちこち、ファンシーな点が目につくもん。

※ 以下ネタバレ


個人的には、「オトコ二人のどっちが未来から来た人?」「真琴は、どっちとくっつくの?」というテンションで見てた。
もし、大林版だったら、逆の展開だよなぁ。記憶を操作してたりして。
真琴の性格は、のび太+まるこで、かなり共感した。しかし、最後の最後、泣くばっかりじゃなくって、自分から告白すれば、大拍手したのになぁ……。

ツマのヒトの「どうして?」に、こっちが、答えに窮してしまったのは……
「未来人は、なんで、そんなにしてまで、あの絵が見たかったの?」
「あの絵を見るために、なんで、学校に転校してきて、長々と学校生活を送ってるのか?」
「過去に戻れるのに、なんで、エネルギーをチャージする前に戻らないの?」
「『未来で待ってる』とは? 二人はまためぐり合えるの?」

……うーん、確かに……まぁ、細かいことは考えるなよ〜。世界観とストーリーに身を委ねて楽しもうよ〜。

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コメント(5)

みこしんぐ :

率直な意見!ある意味素敵です。

こっちは、『こんなアニメが作れたらいいな〜』と相方と語りましたが(o-_-o)

あたしも過去に戻りたいです。

どうもこんばんは。

いやー 大林版は観たことがないのですが
細田『時かけ』は素直に楽しめましたよ。

>「未来人は、なんで、そんなにしてまで、あの絵が見たかったの?」

確かに 疑問点については同感。
そうですよねえ。
でも そういった理屈をすっ飛ばすくらい
映像としてのテンポの良さとか
いい面が一杯あったなあ と 思います。

washi :

どもども〜>みこしんぐさん
戻れませんから〜残念!>過去

細田版、たしかに楽しかったっすね>からすさん
カリオストロの城を監督した宮崎駿と、今の細田さんはほぼ同年代ですが、この先、どうなるんでしょうね。

イキナリ :

いいと言う話しか周りから聞こえていなかったのでちょっと意外。
でも自分で観てないからノーコメントだなあ。
ゲド戦記のガッカリ分を回収できたらいいのだけれど。

washi :

どもども>イキナリさん
原作への思い入れの深さが、「時かけ」と「ゲド」では違いません?
とはいえ、原作者の映画に対する評価、方や「これは正式な続編だ」、方や「がっかり」と言わしめていますので、もう、見比べるまでもなく……という感じ?

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このブログ記事について

このページは、washiが2006年8月30日 07:24に書いたブログ記事です。

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