振り上げたこぶし

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「広東で日本製化粧品に禁止物質検出か、日本側反論」というニュースが気になる。

中国産野菜に対する、日本の残留農薬規制強化策への意趣返しというのは明らかだけれど、「化粧品」というイメージ商品を狙うところが巧み(笑)だなぁ。

メーカーは「安全性の問題はないと確信」と言っている。そりゃまぁ、そうでしょうよ。
別の報道では、「サンプルをどこで採取したのか、またロット番号を明らかにするよう要求しているが、回答はない」という。どうやら、偽ブランド品で、検査したんじゃないかという憶測は高まる。

一方で、「消費者心理配慮し、SK−II返品に応じる」ということもやっているようで、それじゃ、非があったと認めるようなもんじゃないかという気にもなる。また、偽ブランド品や、空き瓶を持ってきて、返品を迫る人が出そうだということも容易に想像される。

もし、検査結果が間違いでしたとなったとき、普通だったら、損害賠償請求モノだと思うけれど、傷ついたブランドイメージ(それは、化粧品だけではなく、日本という国に対してのものを含むのだけれど)までは、回復できないだろうなぁ。

ていうか、「間違いでした」とは素直に認めるはずもなく、あれやこれやと難癖をつけるのは目に見えてる。
振り上げたこぶしはどこへおろすのだろう……どこにもおりずに次々とこぶしを振り上げるんだろうなぁ。「カルフール杭州の寿司で食中毒」なんていう報道もあるし。イメージを貶めるため、あの手この手……すごいなぁ。ある種、敬服する。

っていうか、SK-IIは、P&Gで日本企業じゃないし、結局、寿司を作っている現地の人の衛生観念の問題という気もするし……日本を叩くつもりで、結局、違うところを叩いてるんじゃないだろうか……いや、それも狙って、そうしてるのかな? 深読みのしすぎ?

しかし、これら一連の騒動の決着……アメリカ産牛肉の輸入再開みたいに、中国産野菜に対するポジティブリスト撤回……となったら嫌だなぁ。

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このページは、washiが2006年9月19日 18:30に書いたブログ記事です。

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