タイツ
土曜日、銀座で「ナチョ・リブレ−−覆面の神様」をツマのヒトと見てきた。
私が目指すオトナのオトコのロールモデルは、ジャック・ニコルソンと、ラジニカーント、そしてジャック・ブラック……であるからして、最新作も当然、見逃すわけにはいかないのである。
映画館のロビーには、「ナチョ・リブレ」と「時をかける少女」のポスターが並べて貼ってあった。両方とも空へと駆け飛ぶ構図で、並べてみると、妙におかしい。
さて、肝心の内容だが、また、ツマのヒトとは評価が分かれてしまった。
私としては、○か×なら、×だったのだけれど、ツマのヒトは「面白かった〜」だって。
途中で寝てたくせに生意気だ(笑)。
予告編(というか、あらすじ)はあんなに面白そうなのに、本編は伏線を張りっぱなしで、ぜんぜん収束しなくて、思わせぶりに一本調子で進んでいく。オフビート感といえば、聞こえはいいが、爆発的な面白さの快感にあと一歩で届きそうで届かないもどかしさったらなかった。
まぁ、ジャック・ブラックの演技力は、またしても輝いていたので、それを味わっただけでも、チケット代の価値はあった。
帰りがけ、ツマのヒトから言われた。
「あなた、ジャック・ブラックと似てるわね」
「体型が、だろ?」
「いや、立ち居振る舞いや行動パターンが……」
……ほめ言葉として受け止めるべきなのだろうか……なんだろうな。
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