干支一周
昨日は、T研究所で卒業式。と同時に、お茶の水の閉所式。
12年、干支一周だ。客観的に見れば、長いよな。
でも、つらつらと考えると、僕が真面目に研究所で仕事してたのって、最初の2年半だけだな。
あの時は、K大のK先生の名代として外から乗り込んできた得体の知れないオトコ……という目でプロパーのスタッフに一挙手一投足を監視されてたから、「何かあると、K先生に迷惑が掛かる。K先生の顔をつぶしちゃいかん」と思ってた。自分のためじゃなくて、ヒトのために何かするというマインドセットのとき、人間って思いもよらぬチカラが発揮できる。
ただ、それにしても、僕のそういう思いは周囲にはおろか、当のK先生にすら伝わっていなかったし、今にして思えば、そもそも、チカラが足りなかった。努力のベクトルも間違っていた。
数年のブランクの後で、T研究所に復帰したのだけれど、もう、給料泥棒みたいな仕事っぷりだったなぁ……と、反省。振り返れば、そうした魂の脱け殻のような、心ここにあらずというかかわり方をしていた期間の方が長いなぁ……。6年、7年か……実にもったいない時間と労力の使い方をしてしまった。
気持ちの整理が付くのは、もう少し先のことになりそうだ。
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