座禅を体験してきた
ウチの近所のお寺で、座禅会を催しているのが、だいぶ前から気になっていた。
座禅って、一遍、やってみたかったんだよなぁ……。
ビートジェネレーションのジャック・ケルアックとか、ヒッピームーブメントのロバート・パーシグとか、アメリカン・ニューシネマのジャックニコルソンとか、ニューエイジ・ミュージックのエニグマとか……個人的に好きなものに、カウンターカルチャー/オルタカルチャーとして、通底しているからだ。
「オーラの……」とか、「スピリチュアル……」とか、「イルカ……」とか、「ネイティブインディアン……」とか、大麻・LSD……そういうのは嫌いなのに……どこに差があるのか、自分でも良くわかってないんだけど、とにかく、禅とか、太極拳とか、そっちはOK
カブという足ができたので、行こうという気に初めてなった。
「初めての人は電話予約を……」ということだったので、電話したのだけれど、結構、初心者向けのレクチャーの予約が一杯で、今夜、初めて体験できたのだ。
8人ぐらい初めての人がいたけれど、4人が外国人。
簡単なレクチャーを受けてから、本堂で座禅。本堂の方は、3−40人もいただろうか。そんなに大勢の人がいるなんて、ビックリだ。
私は、初めての割には、まぁまぁで、警策を受けることもなく、所定の時間をやり通すことができた。
警策は、テレビなどでは「パシッ」という音だけれど、生で聞くと「ドスッ」という迫力ある音だった。板ではなく、ほとんど木刀状態で、絶対に、叩かれたくないと思わせる代物だった。
終わったあとは、読経の時間があったけれど、そのあたりは、「ザ・宗教」という感じで、馴染みにくかったかなぁ。でも、まぁ、ウチの実家の宗派も同じ曹洞宗だから、そこは救いか……。
和尚さんの法話の時間もあったけれど、営業部長の朝礼訓話みたいな感じ。個人的には、感銘する部分もありつつも、やっぱり「ザ・宗教」という感じは、ちょっと微妙。でも、参加者の大部分は、悩める都会のビジネス戦士といった面持ちだったので、あぁいう法話は心を打つだろうなぁ。TPOをわきまえているということだよなぁ。
ともあれ、やってみて、わかったことも色々。また、次の機会に行ってみたいと思っている。結構、やみつきかも……。
禅宗って、大乗仏教の中にありながら思想は小乗的なものを理想としていると思うんだけど、座禅って何のためにやるのかと言うことじたい愚問で、ただ座禅をするのです、みたいなことを受け入れられる境地って、なかなか凡人には難しいなあと思うのでした。
どもども>イキナリさん
うーん……只管打坐は、曹洞宗だけの特徴? よくわからないですけど……。
確かに、悟りを開くため、精神安定のため、仕事に役立てるためなどなど、目的をもって座禅をしちゃうのが、普通ですよね〜。