2007年2月アーカイブ
久々に教習所。
今日のテーマは自由走行。
法規を守りつつ、ポイント3カ所を通過する課題。
ドキドキしながら、なんとかこなす。
「さすがにベテランドライバーですね。完璧でしたよ」……今日の教官は誉めて伸ばすタイプの方。
顔が元U-Turn土田晃之(って、もうそんな風に言わないか)にソックリだった。折しもサッカーオリンピック代表の香港戦が待合室のテレビで流れていた。
後半は、見極めのコースを練習。
コースは2種類あって、今日は馴れないBコース。案の定、コースを間違えて注意される。いやー、緊張すると、記憶が飛んじゃうんだなぁ……と言い訳は口にできないが……。「ベテラン」は物覚えも悪くなっているのかなと、落ち込んだりして。
帰りがけ、サッカーの結果が気になったけれど、やんぬるかな、待合室のテレビは電源が切られていた。自宅に帰って、結果をしるまでやきもきすることになった。
ともあれ、免許まではあと2コマ。がんばろう。
怒濤の購入ラッシュはなお継続中。
先週の火曜日は、PLC、いわゆる電力線搬送通信の機器を購入。
いやー、無線LANに比べてはるかに安定している。不満が解消。
結婚して以来、リビングの電話の側に置いていたサーバーなどが「目障り」とツマのヒトの不興を買い、自室に引き取らざるを得ず、これらのマシンを無線LANでつなげていたのだけれど、もう、切れたり遅くなったりで、肝心なときに使えなくなることもしばしばだった。
PLCは、本当に設定も簡単。ただコンセントにさせばいいだけ。スイッチングハブを一個かませば、何台でもどんと来い。無線LANの設定が面倒くさくて放っておいていた古いデスクトップのLinuxマシンも再活用できそう。喜ばしい。
先週の土曜日、教習所へ行こうと、西武池袋線直通の有楽町線に乗ったら、池袋で停まってしまった。
西武線で人身事故があって、直通電車の運行が停止してしまったのだという。
しょうがないので、池袋で乗り換え、しばらく待って朝の通勤電車並の満員電車に乗って、教習所のスクールバスが出ている石神井公園駅へ。
ところが、駅についたはいいが、もうスクールバスの発着が終わっている時間になってしまっていた。
歩いていくのも遠い。タクシー乗り場は長蛇の列。もう、どうにも間に合いそうにない。
ギリギリの時間で教習所に向かった自分の選択を悔いたけれどもしょうがない。
予約はキャンセル。
また、免許の取得予定日が遠のいてしまった。
昨晩は、仕事のあと、また教習所。
前回、落第を食らった急制動を再履修。
授業の直前、雨がパラついて、嫌な予感にさいなまれる。
とはいえ、授業が始まったとたんに止む。
乗ったバイクも、ギヤが入れづらいということもなく、クラッチの切れが悪いということもなく、相性がいい感じ。
小さいミスはあるけれど、初回から、バンバン決まる。
無事に、今回は、ハンコを頂戴する。
教官からは、「そうねぇ……特に悪いところはないねぇ……すごく良いってわけじゃないけど」とお誉めの言葉の一種をいただく。
と、続けて2コマ目は、回避の授業。巡りめぐって、また、先週、落第を食らった教官に当たってしまった。
回避の練習は2回やったら、無事に終了で、「じゃあ、急制動の復習やりましょうか」ということになった。
そしたら、前の時間にはできてたはずのことが、今度はできない。
意識しすぎ、緊張しすぎなのか……思いもよらない失敗を繰り返す。エンストしたり、右足をついたり、ウインカーや後方確認をしないで発進したり、エンジンを切らずに降車したり……我ながら、笑うしかない。
もう、どうなってるんだろう、我が肉体と精神は……。
ともあれ、ハンコは無事にもらえたから、最低限はクリアだけれど、こんな体たらくで、卒業検定本番は大丈夫なのだろうか……。
昨日の土曜日は、夕方から、教習所へ。
土曜日2コマ、日曜日2コマ、そしてシミュレータを1コマ、最後に見極め……最短だと来週には晴れて2輪免許……そんな期待に胸を膨らませて行ったのだけれど。
夕方から雨。1コマめは、何とか……、2コマめの急制動の時間になったら、雨は本降り、日もとっぷりと暮れ……ダメ出しをたくさん喰らう破目に。
いわく、「加速が遅い」「等速が出てない」「急制動になってない」「ブレーキが最初きつくて後で緩くになってる」云々。
僕だけでなく、一緒に受講していた全員が、再履修を喰らった。
暗かった……雨だった……転倒してるヒトもいて、みんなビビッてたと思う。
言い訳はすまい……しかし、凹む。
同じ授業をまた受けられるのは、来週の木曜日以降。来週どころか、今月中の免許取得は極めて困難な情勢。
先日来、歯が痛くなってしまったので、歯医者へ。本当に歯というのは、カゼやなんかと違って自然に治癒してくれないのが、本当にやっかいだ。
2年前(?)にかかった自宅の側のY歯科は、設備も新しいし、先生の技術やインフォームドコンセントがしっかりしているので本当によかった。ただ、今回、また、Y歯科に通っていると、仕事に差し障るので、今度は職場の側で行くことにした。
職場のすぐ側に、先月、新しく歯医者がオープンしたので、そこに行ってみた。
目と鼻の先なので、通うのは楽ちん。
行ってみたら、さすがに最新の設備が揃っているので、治療は快適だった。
ただ、先生の技術やインフォームドコンセントは、Y歯科に比べると物足りない。
「今日は、〜の治療をします」だけでは、インフォームドコンセントにはならない。敷衍して一般的に考えると、中長期的な展望の中で、この瞬間がどこに位置づけられているかをしっかり伝えないとダメなんだな。あと、予定を言って言いっぱなしで、結果がどうなったか、うまくクロージングしてない。
技術は、なんか、こう……うまく伝わらないけど、リズム感がイマイチ。あと、独り言が微妙なんだよな〜。「あれっ?」「あー、こうなってるのか〜」「う〜ん…」とか、不安がってる感じが、信頼感を削ぐ。
設備に先生が負けてる感じがした。
でも、僕が子供の頃にかかっていた歯医者と比べると雲泥の差。
世の中で傲慢な職業の人を3つ挙げろと言われたら、個人的には、迷わず「歯医者」と「焼鳥屋」の2つを挙げ、3つめ以降に悩む……そんな私ではあるけれど、今度の歯医者さんは、患者を客としてきちんと扱っているもんな。
ともあれ、神経の方までいってるらしいので、1カ月ぐらいかかる見込みとのこと。
あーあぁ、いっそ、全部、差し歯にしてしまいたい。これはもう整形手術の範疇かな(笑)。
金曜日、MacBookが届いた。
FirefoxをいれてGoogle Browser Syncなどのプラグインをいれ、Skypeをいれたら、環境移行のためにすべきことは、あとは何もない。メールはGmailだしなぁ。社内文書も概ねWikiだし。写真やなんかはサーバーだし。Web2.0バンザイ。Mac、ひいては、Linuxの環境に移っても何の問題もないよなぁ。
ほっと一安心……と思いきや、僕にとってのPC使用の要、親指シフト環境がIntelMac/MacBookでは整っていないのだった……ガックリ。
色々と検索をしてみたが、MacBookでTeslaが動く!http://kk.cocolog-nifty.com/misc/2006/05/macbooktesla_a9ff.html
という記事が、唯一の手がかり。
これがまたなかなかの難物。
記述、よくよく見ると間違ってるし、xcodeが何なのかわからない初心者では敷居が高いし……Macが初心者向けというのは、昔の話だよなぁ。
あるいは、初心者と上級者の二極化が顕著ということかもしれない。
まだ、悪戦苦闘中。
常駐のアイコンも出て、環境設定の画面も表示でき、動いているように見えるのだけれど、肝心の入力作業ができない。
見慣れぬアカウントからのメールがふらりと迷い込んで、中をみてみたら、「ヘッドハンティング」のラブコールだった。
「おー、俺の活動も、社会的認知度が上がってきたのかな……わかる人にはわかるんだよな……」などと舞い上がったが、よくよく内容を読んでみると、完璧に勘違いしてる。
確かに、「XX」と「XX」、そして「XX」をキーワードにしてアンド検索をすると、僕のかかわったプロジェクトが引っかかってくるのだけれど、だからといって、僕がそれを業務にしている、ましてや、それをネタに転職ができるというわけではないのだ。
新手のspamや、紳士録商売かとも疑ったがそうではなく、真面目なヘッドハンティングだっただけに、落胆は大きい。
目下、怒濤の購入ラッシュ期間中。
最近 購入したもので一番活躍しているのが、ペーパーカッター。
本をばらして、このペーパーカッターで切り揃え、スキャナで取り込んで携帯で見る……。
英語の教材なんかは、これでかなり細切れの時間を有効活用できる。
重くてかさばる雑誌も、これでいい感じだ。
一家に一台ペーパーカッター。オススメ。
今日の教習所は、2段階の最初。法規走行のシミュレーション。
自分ではかなりジェントルなドライバーのつもりでいたけれど、バイクだと、まだギアワークに気を取られて法規の遵守まで気が回らない。
交通法規も忘れてるもんだなぁ。
高速道路でのバイクの最高速度は100キロ。
横断歩道の前で駐車している車のところでは一時停止。
バス優先通行路。
駐車場に入るときの一時停止。
歩行者の脇の水たまりで水を撥ねると交通違反。
……などなど。
それにしても、バイクのシミュレータは酔う。まだ気持ち悪い。
免許まであと7コマ。
昨日のバレンタインデー、別にチョコを期待するものではないけれど、歯の詰め物がとれてしまった。
激痛が走り、夜も熟睡できなかった。
本当なら、日が改まったら、即刻、歯医者に行きたいところだけれど、今日は、日中ずっと打合せだった。
寝不足なので、移動の電車の中でウツラウツラするのだけれど、何かの弾みで、やはり激痛が走り、目が覚めてしまうのだった。
打合せもなんだかんだでグダグダだったなぁ……。
付け焼き刃で資料を作って持って行ったけれど、流れは思いもよらぬ方向へ。
世の中は、個人の思惑なんかで、コントロールできることなんてほんのわずかだ……。
再来月にマックを使わなければならない仕事が発生したもので、しょうがないので、ドカンと購入。白いMacBook……どうせなら、マックっぽいのが良いと思って。
マックのユーザーに復帰するのは、実に10年ぶりぐらいか……。最後に使ってたのは何だっけ? Power Mac 7100あたりかな……。
マックのオーナーになるのは、実は初めて。
とはいえ、Bootcampを使ってHDDの半分のパーテーションには、Windowsをいれてしまうことになると思うけれど。
11日(日)は、夕方から、院のゼミの後輩のFさんの結婚披露宴。
でがけに、急に腹具合がおかしくなり、30分のうちに、5回もトイレに駆け込むような状態。
原因は不明だけれど、とりあえず、救急箱の中から下痢止め「ワカ末」を飲んで、急場をしのぐ。
そうこうしているうちに、時間が経ち、5分ほど遅刻してしまった。
もう、受付は閉まっていて、会費を払いそこね、危うく、タダ飯になってしまうところだったが、なんとか、新郎新婦入場には間に合った。
ところが、上には上がいて、中国人K嬢は、40分近い遅刻。
「シンガポールでは、もっと遅く行くのがマナーですよ」
と照れ隠しに言い訳してたけれど、せっかくのメインイベントを見逃したかもしれないな。
かねて懸案のデジカメは、この披露宴に合わせるために急遽購入。
結局、Kodak V705にした。
画質には目をつぶって、広角とパノラマの楽しみをチョイス。
これはこれで満足。
懐かしい友人たちとも再会し、エンジョイした。
結婚式って楽しいな……もっとお呼ばれしたいが、あんまり、予定がなさそうなのが、残念だ……。
11日(日)早朝の教習所からの帰り、電車の中で、職場のアルバイトのA君と会う。
世間では休日だけれど、職場では、本当は、仕事がある。
「所用があるから」という理由で、休ませてもらったのだけれど、浮ついていたところをA君にみられてバツの悪い思い。
そうねぇ……仕事への責任感を放棄したつもりはないけれど……自分が扱いづらい存在になっていることはわかるからなぁ……静かに身を退きたいところ。
一番イヤなのは、針のムシロをひかれて、それとなく居づらくされて、でも粘っちゃうような感じ……発つ鳥は跡を濁さずでいきたいな。
11日(日)は、早朝から、教習所へ。
辺鄙な時間の予約だと2コマとれる。
最初は坂道発進。なんなくこなす。
しかし、乗ってたバイクが、ギアの入りが悪くて、ヒヤヒヤ……。
後半は見極め。
前半に乗ってたバイクとちがって、ギヤはスムーズに入るんだけど、クラッチのキレが悪い。
見極めの途中で坂道発進するときに、前半に乗ってたバイクと同じタイミングで半クラッチしたら、エンストしてしまった……。
感覚で適当にやるんではなくて、バイクと対話するように運転しなくてはダメだな。
反省。
ともあれ、無事に見極め完了。来週からは、二段階。
免許まで、あと8コマ。
10日(土)の夜の教習所は、2コマ連続。
最初は、スラローム。
いやー、倒し込むのって難しい。
あと、アクセルを吹かすのにバラツキが出る。
雨もパラついてきて、微妙……。
後半は、シミュレータ。
なんか、シミュレータを立ち上げてる様子を見ると、どうもDOSベースで動いてるみたいだった。
DOSの時代に、あれだけのポリゴンをリアルタイムでレンダリングするコンピュータって、相当高かっただろうなぁ……。
PS3とかで、改めて作り直した方が良さそうだ……。
10日(土)、キネマ旬報ベストテンの表彰式・上映会に参加。
ホントだったら、夜の表彰式をミーハーに見に行くところだけれど、夜は教習所の予約をいれていたので、朝イチで、文化映画部門「あの鷹巣町のその後」をみた。
2部構成、3時間の大作。
福祉重視を善として単純には描いていないところに、映画としての活劇性を感じる。
見る前に予見していた、善悪の2項対立は軽々と裏切られる。
選挙によってがらりと変わる市長・議会の勢力地図。それは、市民の迷いの率直な反映だ。視聴者は、市民の一人として鷹巣町の問題に巻き込まれ、投票用紙を前に候補者を選ぶような気持ちにさせられる。
続きが気になる……。
3時間見終わっても、まだ、なお、続きが見たい。
非凡な映画であることは間違いない。
昨日のカリキュラムは、「一本橋」。
若いオトコと、2人で受講。先生は、小柄な女性。
「じゃあwashiさんから、やってみましょうか」
普通二輪は、長さ15メートル、幅30センチ、高さ5センチの一本橋を7秒以上かけて、ゆっくり通過というのが、課題となる。
色々とコツを聞く。
素直にそのとおりにやったら、あっさりできた。
先生からは、「乗ってたの?」と、ある種のお誉めの言葉をいただき、有頂天に。
一緒に受講している若いオトコは、一本橋に乗れずに、立ち往生、エンスト、コケる……と悪戦苦闘。
良かった……逆の立場じゃなくて……。同情する以上に、正直、ホッとしたかも。
本日の教習項目は、「速度の調節」と「ブレーキ操作」
焦っていて、正確な操作ができていない。
自覚はある。
教官が大目にみてくれているような気がする。
2006年度第80回キネマ旬報ベスト・テン 第1位映画鑑賞会と表彰式の招待券をもらった。
文化映画第1位は、「あの鷹巣町の その後」という作品らしい。
失ったものに気がついても、取り戻すには、また何年もかかるのだろう。
こないだ、TOEICの点数が予想外に良かった……なんて、ここに書いちゃったら、職場に海外から電話が掛かってきちゃった。
いやー、まぁ……。
本日の夜は教習所。
仕事帰りに立ち寄った。これで、1日あたり2コマ取れるとかなり効率よく教習を受けられるんだけどなぁ……
平日の夜の時間の教習は、(僕を含めて……だけど)オッサンが多くて、受付の待合室が加齢臭で充満してて気持ち悪くなった。
今回の教習項目は、「変速操作」「安全走行」「円滑な発進・加速」だった。
こちとら、マニュアル車を運転してたんだから、半クラッチも楽々……ぐらいに思っていたけれど、バイクは、車と違ってシフトワークが細かくて、テンポ良く3速に入れなければならず勝手が違う。
でも、理屈で考えれば、テンポ良くシフトチェンジをしなければならないのは車だって同じだ。乗り心地を追求して、ギアチェンジのショックをできるだけ感じないように、半クラッチを多用していた、車での僕のシフトワークがダメだったということかもしれない。改めてもう一度、車の教習を受けたら勉強になりそうな気がする。
そんなことを頭の片隅で考えながらも、教習は無事終了。
続きはまた明日だ。
しばらく前に、Sさんの紹介でとある大会社の社長の知遇を得た。
どことは言わないけれど天皇杯の決勝で国立競技場に看板を出すような、勢いのある会社。
何度かメールをやりとりをしていて、「じゃあ今度遊びにおいで。ランチでも食べましょう」とお誘いを受けた。
緊張しつつも「では6日では、ご都合は?」とお返事をした。
(僕の言い分では)それっきりになってしまって、予定が確定したとは思えなかったので、「あー、社交辞令にマジレスしちゃったかな。あからさまに却下するのは気まずいからネグってるのかな」と思い、特に返事を催促することもなかった。
「奢ってくれるという例の話、どうなってますか」という趣旨で催促するほど、僕の神経も太くないし……。
そしたら今日の昼、12時半も過ぎてから、ぼちぼちランチに行こうかな……と腰を浮かせかけたそのとき、携帯電話が鳴った。
とってみたら、女性が出て「お待ちください」と。
ほどなく、社長が電話を引き継いで……「今日、ランチでしたよね!」
私が約束をスッポかしてしまった格好に……。
もう、平身低頭。
「いや、その、メールをいただけていなかったので……」などと、なまじ言い訳をしてしまったので、却って、まずいことに……。
「いや、その、Spamフィルタに引っかかってしまったのかもしれません……」
だめだ、取り繕いもメタメタだ……。
振り返れば、催促や念押しの方法は、言い回しを工夫すればどうとでもなったよなぁ……先方に何とかすることを期待するより、俺が何とかしなければならんよなぁ……。とほほ。
約束のスッポカシは、スケジュール管理をPDAから紙に変えて、根絶させたつもりだったけれど、落とし穴はどこにあるかわからないなぁ……。
女の子との待ち合わせをスッぽかしてご機嫌を損ねたとしても、代わりの女の子は星の数ほどいるけれど(無理して言ってますが……)、某社の社長の代わりはそうはいないよなぁ……。
はてさて、どうやって、失地を回復したものか……。
今年の密やかなテーマは、「本を読むこと」だ。
毎月のAmazonへの支払い金額を聞けば、「十分読んでる」と言う人もいるかもしれないけれど、そうではない。
今年の僕が読みたい「本」というのは、興味本位で読む雑誌や即効性のある実用書、研究テーマに沿った専門書ではなく、何の役にたつのかわからない本のことだ。
僕は、そんな本を永らく遠ざけてしまっているように思う。
そういう本を読むことによって、精神の豊かさ涵養や、気持ちの萎え対策……といった効用を考えるつもりもなく、もっともっと、メタのレベルの効用を期待……いや、見返りを期待しちゃいけないな……本を読むことだけを目的にして時間の無駄づかいをしたいのだ。
「趣味は読書」と言うことができるのは、読書を手段ではなく、目的とする人だけだ。僕もかつてはそうだったと思うけれど、最近は違っていた。
自宅から鉄砲坂を上がったところに、小さな図書館がある。
先日、初めて利用者登録をして、思いつくまま、気の向くままに目に付いた本を借りてきた。今の日常からかけ離れた、小説の本。
読めば小一時間で読み終わるはずだと思うのだけれど、日常に忙殺されて、なかなか、読むことができない。かれこれ2週間が過ぎ、ついに貸し出し期間が終わってしまった。
ふと、自宅の本棚を見たら、その借りてきた本の文庫本が、すでにあった。奥付をみたら15年も前に買って持っていたようだ。ダメだなぁ……。
そんなこともあって、改めて、「本を読むこと」を自分のテーマにする必然性を感じている。自分が失いかけているものを、本当に失ってしまう前に……。
先月、受験したTOEICの成績が来た。
予想外に良い成績だった。オフィシャルなレベル判定なら「B」。
事前の自己判断では「C」だろうと思っていた。だから、今年1年の目標は、じっくり勉強して100点アップしよう……だったのに、目論見が外れてしまった。
今のスコアから100点アップするのは、すごく大変そうなのは、想像できる。
まぁ、「毒食らわば皿まで」「乗りかかった船」……1年後の「A」ランク入りを目指すということで、目標を上方修正。
二輪免許の教習所は、待てば海路の日よりありで、予約にキャンセルが出たのか、週末の日中に最初の2コマ連続のコマの予約に成功。
その予約に成功したら、あとは1コマずつの予約なのでサクサクと予約ができた。
まぁ、一番、安い料金プランなので、予約は2週間以内、3コマまで……という制限付きではあるけれど。
で、本日記念すべき初回の教習を受けてきた。楽しかった。タマラン……。なんで、もっと早く行かなかったかなぁ……。いやいや、このタイミングででも、行ったことを率直に喜びたい。
教習車は、ご多聞に洩れずHondaのCB400だった。さすがに400ccは、カブとは違って重くてギョッとした。
運転免許試験場での一発試験で中免を取ろう……取れるだろ……などと思っていたこともあったけれど、改めて思えば、やっぱり無謀だったよな。それを実感しただけでも、教習所へ通った意味はあった。
今日が最初の教習という人は4人いた。教習を受けている人の中で、いや、教えている人を含めて、僕が最高齢だったと思うけれど、無事に教習に付いていくことができた。中には、バイクに触るのも初めてで、免許も持っていないという人もいて、バイクを倒す、空ふかしする、エンストさせる……典型的なリアクションをカマしていて、そういう人に比べれば、僕はまだまだ優秀な方だった。喜ばしい。
しかし、わが身に染みついたカブの癖はいかんともしがたく……。ギアを2速に入れるときレバーを上げるのではなく踏み込んじゃうとか、ウィンカーのつもりでエンジンスターターを押しかけちゃうとか……。
しかし、400ccバイクにおけるエンジンの吹け上がりとか加速感は、カブや車とはまた違い、これはこれで新鮮。